今回は、陸マイラーのための全日空のクレジットカードについて、徹底比較をしていこうと思います。
下記の図で行くと、今回も、左側です。前回は普通カード(一般カード)を紹介したので、今回はワイドカードとゴールドカードについて紹介しようと思います。
このレベルのカードになってくると、特典の種類も豊富になってきて、IHG・ANA・ホテルズグループジャパン朝食無料&ウェルカムドリンクサービスも受けれたりします。(ただし、会員本人のみ)
目次
1.カードランクについて
まず、ANAについてはカードランクが4つあります。今回は赤字のカードランクについて紹介します。
・普通
・ワイドカード
・ゴールドカード
・プレミアムカード
以下が、ランク別のサマリです。
普通 | ワイド | ゴールド | プレミアム | |
初年度年会費 | 無料~7,560円 | 7,830円 | 15,120円~33,480円 | 75,600円~162,000円 |
2年目以降の年会費 | 2,160円~7,560円 | 7,830円 | 15,120円~33,480円 | 75,600円~162,000円 |
マイル移行手数料* | 5,400円~6,480円 | 5,400円~6,480円 | 0円 | 0円 |
2年目以降の維持費 | 7,560円~14,040円 | 13,230円~14,310円 | 15,120円~33,480円 | 75,600円~162,000円 |
還元率 | 0.5%~1.5% | 0.5% | 1.0%~2.0% | 1.0%~2.5% |
入会特典 | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル |
継続マイル | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル |
マイル移行手数料について
各カードの紹介に入る前に、ANAにある「マイル移行手数料」について説明します。
カードによって違いますが、1年間で5,400円か6,480円を払うだけで、0.5%⇒1.0%にすることができます。年間100万円使った場合、0.5%だと5,000マイル、1.0%だと10,000マイルと、1年間で5,000マイルの差が出ます。年間200万円の場合、10,000マイルの差です。
これはとても大きな差で、1マイルの価値を2円と考えると、5,000マイルの差=10,000円の差になってきます。高くても6,480円を1年間で支払うだけなので、マイル移行手数料のサービスには入ることをおススメします。
ワイドカード紹介
それでは、ワイドカードについてそれぞれの概要を説明していきます。この辺になってくると、年会費に数万円かかってきますが、その分充実したサービスや保証が受けれたり、入会特典が大きくなってきます。
ANA VISA ワイドカード / ANAマスターワイドカード / ANAJCBワイドカード
初年度年会費 | 2年目以降の年会費 | マイル以降手数料 | マイル還元率 | 入会マイル | 継続マイル |
7,830円 | 7,830円 | 6,480円/年* | 0.5-1.0% | 2,000マイル | 2,000マイル |
*JCBになると、5,400円になります
初年度から年会費がかかってきて、2年目についても7,830円かかってきます。一般カードに比べて、5,000円ぐらい高いです。ただ、入会マイルと継続マイルが2,000マイルとなっており、その分、一般カードよりもマイルが溜まりやすくなっています。
初年度の年会費が無料となり、2年目以降も2,160円です。1か月に換算すると200円以下なので、とてもお得ですね^^一般カードにおいては、入会におけるボーナスマイルが1,000マイル。2年目以降もカードを持ち続けるだけで、1,000マイルをもらうことができます。
後は、提携しているクレジットカード会社をVISA、マスターカード、JCBから選ぶらだけになりますが、JCB版カードになるとマイル移行手数料が5,400円になり、1年にかかる年会費が1,000円程安くなります。
旅行傷害保険についてもこのようになっております。参考までに一般カードも書きましたが、補償の金額が手厚くなっています。
海外旅行 | 国内航空 | 国内旅行 | |
ワイドカード | 5,000万円 | 5,000万円 | なし |
一般カード | 1,000万円 | 1,000万円 | なし |
ポイント
【JCB限定】2019年5月1日~2019年7月18日まで新規入会に特典サービスあり
特典条件
1.Webで明細を見ることのできるMyJチェックに申し込む(紙の明細書のもらえません)⇒1,200マイルの獲得
2.使用金額に応じて、ボーナスマイルを獲得することができる。2019年9月30日までに、10万円の利用で1,500マイル、25万円の利用で6,000マイル、70万円の利用で17,400マイル。
こちらを分かりやすくまとめると、こちらのような表になります。
使用金額 | 通常ポイント:100円の利用で1ポイント | 特典マイルの合計 | 特典1:入会特典 | MyJチェック申し込み | 金額に応じた特典マイル |
0円 | 0マイル | 3,200マイル | 2,000マイル | 1,200マイル | 0マイル |
100,000円 | 1,000マイル | 4,700マイル | 2,000マイル | 1,200マイル | 1,500マイル |
250,000円 | 2,500マイル | 92,00マイル | 2,000マイル | 1,200マイル | 6,000マイル |
700,000円 | 7,000マイル | 20,600マイル | 2,000マイル | 1,200マイル | 17,400マイル |
大きめの金額の出費が重なるときや、裏技として、Amazonのポイントやデパートの金券などを購入することで、9月30日までに25万円を貯めることは十分に可能かと思います。
ゴールドカード
ANA VISAワイドゴールドカード / ANA マスターワイドゴールドカード / ANA JCBワイドゴールドカード
初年度年会費 | 2年目以降の年会費 | マイル以降手数料 | マイル還元率 | 入会マイル | 継続マイル |
15,120円 | 15,120円 | なし | 1.0% | 2,000マイル | 2,000マイル |
ワイドカードならゴールドカードでもいいんじゃない?と思えるカードです。年会費は倍の15,120円ですが、マイルの移行手数料が不要で、1.0%の還元率です。こちらがワイドカード+マイル移行手数料と、ゴールドカードの比較グラフですが、うーん、1,000円しか変わらないです
もう少し深堀して比較してみます。
ワイドカード | ゴールドカード | |
申し込み条件 | 18歳から | 20歳以上の安定した収入 |
ANA航空券の購入でつくマイル | 100円で1.5マイル | 100円で2マイル |
補償 | ||
海外旅行 | 5,000万円 | 5,000万円 |
国内航空 | 5,000万円 | 5,000万円 |
国内旅行 | なし | 5,000万円 |
なんとなく見えてきましたね^^ワイドカードについては、こちらのような方々の条件であればメリットがあるといえます。
・18歳からどうしても持ちたい!という人
・年会費を少しでも節約したい
JCBについては、MyJチェックに申し込む特典について、ゴールドカードがワイドカードより3,300マイル多くもらうことができます!
ポイント
【JCB限定】2019年5月1日~2019年7月18日まで新規入会に特典サービスあり
特典条件
1.Webで明細を見ることのできるMyJチェックに申し込む(紙の明細書のもらえません)⇒4,500マイルの獲得
2.使用金額に応じて、ボーナスマイルを獲得することができる。2019年9月30日までに、10万円の利用で1,500マイル、25万円の利用で6,000マイル、70万円の利用で17,400マイル。
こちらを分かりやすくまとめると、こちらのような表になります。
使用金額 | 通常ポイント:100円の利用で1ポイント | 特典マイルの合計 | 特典1:入会特典 | MyJチェック申し込み | 金額に応じた特典マイル |
0円 | 0マイル | 6,500マイル | 2,000マイル | 4,500マイル | 0マイル |
100,000円 | 1,000マイル | 8,000マイル | 2,000マイル | 4,500マイル | 1,500マイル |
250,000円 | 2,500マイル | 12,500マイル | 2,000マイル | 4,500マイル | 6,000マイル |
700,000円 | 7,000マイル | 23,900マイル | 2,000マイル | 4,500マイル | 17,400マイル |
大きめの金額の出費が重なるときや、裏技として、Amazonのポイントやデパートの金券などを購入することで、9月30日までに25万円を貯めることは十分に可能かと思います。
ANAダイナースカード(27歳以上から申し込み可能)
初年度年会費 | 2年目以降の年会費 | マイル以降手数料 | マイル還元率 | 入会マイル | 継続マイル |
29,160円 | 29,160円 | なし | 1.0% | 2,000マイル | 2,000マイル |
ここに来ると、一気に年会費があがってきます。年会費が約30,000円です。ただ、それに見合うサービスがあるのが、ダイナースカードを持つメリットです。持つだけでこのようなサービスを受けることができてしまいます。
サービス | 詳細 |
旅行関連のサービス | |
空港送迎タクシー・サービス | トラベルデスクで海外旅行を手配すると、購入金額に応じて、ご自宅(送迎対象地域内)から利用の対象空港(※1)までのタクシー1台を片道分無料(※2)または一部負担で利用できる。 |
ビジネスクラスカウンターでチェックイン | ANA国際線エコノミークラス利用時にも、ANAダイナースカードの提示で本会員・家族会員はビジネスクラスカウンターをご利用になれます |
空港ラウンジ | 国内/海外850ヵ所以上の空港ラウンジを本会員・家族会員は無料で利用が可能。(ANAラウンジとは異なる) |
ANA DUTY FREE SHOP / 機内販売10%割引 | ANAダイナースカードで支払いもしくは提示すると代金が10%割引 |
手荷物宅配サービス | 海外から帰国の際には、荷物1個を対象空港から自宅・勤務先などまで無料で宅配 |
旅での安心 | |
最高1億円の旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害保険金最高1億円をはじめとする充実の補償。国内・海外を問わず安心の補償が受けられます。 |
ショッピング・リカバリー | ANAダイナースカードで購入した商品が壊れた場合や盗まれた場合などに、年間500万円まで補償。 |
海外現地トラベルデスク | 観光案内、レストランや各種オプショナルナルツアーの相談・手配など、海外現地での会員の様ざまな要望に日本語で対応 |
ハワイ・ホノルル・Lea Leaトロリー | ホノルル観光に便利なLea Leaトロリー1週間乗車券(7日間乗り放題レギュラーパス)を無料でご利用いただけます。 |
ダイナーズクラブ | |
エグゼクティブ ダイニング | 対象レストラン所定のコース料理が1名様分、もしくは2名様分無料になります。ANAダイナースカードでお支払いいただくと、100円につき1ポイント(1マイル相当)も貯まります。 |
名門ゴルフ場優待予約 | 「名門ゴルフ場」国内約100コースのラウンド予約を会員様に代わりお手配します。また、割引優待対象コースではプレー代金から5,000円引き(税込)となり、優待分はダイナースクラブがご提供します。 |
急いでるときにビジネスカウンターにチェックインできたりするのは、嬉しいサービスですよね。ただ、年会費が高いので、非常に悩むカードかと思います。
ココがポイント
入会キャンペーン実施中
・2019年8月15日までの申し込みで10倍ポイント
・2019年10月15日までの申し込みで、設定金額を利用するとボーナスマイルがもらえる入会特典を実施中です
ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード
初年度年会費 | 2年目以降の年会費 | マイル以降手数料 | マイル還元率 | 入会マイル | 継続マイル |
33,480円 | 33,480円 | なし | 1.0% | 2,000マイル* | 2,000マイル |
ゴールドカードで一番高い、年会費33,480円です!!ただ、入会マイルにポイントがありますので、赤い太字にしました。これは、入会3か月の支払い金額に応じて、最大50,000マイルを集めることが可能だからからです!
こちらがその詳細です。
まず、3か月以内に1万円を使うと、2,000ポイントをもらうことができます。これは、2,000マイルと同じになります。また、3か月以内に20万円使うと、さらに8,000ポイント(8,000マイル)、そして60万円使うと、32,000ポイント(32,000マイル)がもらえます。さらにさらに、使用金額に応じたポイントもたまります。
まとめると、このようになり、薄い赤色の部分がアメックスに入会したことによりもらえる特典です。
使用金額 | 通常ポイント:100円の利用で1ポイント | 特典マイルの合計 | 特典1:入会特典 | 特典1:1万円の利用で2,000ポイント | 特典2:20万円の利用で5,000ポイント | 特典3:60万円の利用で21,000ポイント |
0円 | 0マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 0マイル | 0マイル | 0マイル |
10,000円 | 100マイル | 4,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 0マイル | 0マイル |
200,000円 | 2,000マイル | 12,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 8,000マイル | 0マイル |
600,000円 | 6,000マイル | 44,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 8,000マイル | 32,000マイル |
実際に貯まる単位は、「ポイント」になりますが1,000ポイント⇒1,000マイルで交換可能なので、マイルで表示しています。
60万円は難しいかもしれませんが、先述したような、Amazonのポイントやデパートの金券などを購入して3か月で20万円を貯めることは十分に可能かと思います。
カード会社ごとの比較については、別途まとめますが、アメックスとしての十分なサービスを受けることができるのも魅力的なカードになります。
ポイント交換について
・ポイントは1,000ポイント単位になり、1,000ポイント⇒1,000マイルでANAのマイルに移行が可能。
・5,000マイルからANAグループ便および、スターアライアンスメンバーを含むANAマイレージクラブ提携航空会社便の特典航空券に交換できる。
旅行傷害保険についてもこのようになっております。
海外旅行 | 国内航空 | 国内旅行 |
3,000万円 | なし | なし |
また、アメックスカードならではの下記のような特典もあります
・アメリカン・エキスプレスが提供する国内外の空港ラウンジをご同伴の方1名様と共に無料で利用可能
・海外旅行からのご帰国時に空港からご自宅まで、カード会員一人につきスーツケース1個を無料で配送。(成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港)
・国内外を問わず、カードでお求めのほとんどの商品について、破損・盗難などの損害を購入日から90日間、1名様年間最高500万円まで補償。(別途申し込み)
・第三者によるインターネット上での不正使用と判明したカード取引については、原則としてご利用金額を負担いただくことはない
それでもやはり3万円を超える年会費は高い気がしてしまいます。。月に2,500円ですからね。
以下、今回紹介したクレジットカードのまとめです。
ANA VISAワイドカード | ANAマスターワイドカード | ANA JCBワイドカード | ANA VISAワイドゴールドカード | ANA マスターワイドゴールドカード | ANA JCBワイドゴールドカード | ANAダイナースカード | ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード | |
ワイドカード | ゴールドカード | |||||||
年会費 | 7,830円 | 7,830円 | 7,830円 | 15,120円 | 15,120円 | 15,120円 | 29,160円 | 33,480円 |
マイル移行交換手数料 | 6,480円 | 6,480円 | 5,400円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
マイル還元率 | 1.00% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
入会マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル |
継続マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル |
海外旅行保険 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 傷害死亡・後遺障害保険金最高1億円 | 傷害死亡・後遺障害保険金最高1億円(会員の家族には最高1,000万円)の海外旅行傷害保険。カードで支払わない場合でも傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円(会員の家族には最高1,000万円)の海外旅行傷害保険が付帯 |
国内航空保険 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | なし | |
国内旅行保険 | なし | なし | なし | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | なし |
次回が最高クラスのプレミアクラスのカード紹介です。年会費が10万円近いカードの紹介になります。
少しでもこの記事が皆様のお役に立てたら幸いです。